• IPM関連剤

ボトキラー®水和剤

100g、500g

関連資料

基本情報

種類名 バチルス ズブチリス水和剤
有効成分 バチルス ズブチリス芽胞 1×10¹¹CFU/g
RACコード
(作用機構分類)
殺菌剤分類 BM2
登録番号 第20080号(エス・ディー・エス バイオテック登録)
毒性 普通物*
有効年限 3年
包装 100g×50、500g×10
WCSマニュアル
掲載状況
掲載あり

WCSマニュアルとは㈳日本草地畜産種子協会編「稲発酵粗飼料生産・給与技術マニュアル」を指します。

特長

  • 自然界に存在する微生物(バチルス菌)が植物表面を覆い、病原菌の定着を予防します。
  • 薬剤感受性の低下が問題となるうどんこ病、灰色かび病の予防効果に優れています。
  • 日本農林規格適合資材のため、有機農産物や特別栽培に使用できます。
  • 農薬の中で唯一ダクト内投入の登録を有しており、専用の投入機(きつつき君SA-200)を使用することで、散布作業の省力化に貢献します。
  • マルハナバチ、ミツバチおよび天敵昆虫に影響の少ない剤です。
  • 適用内容と使用法
  • 使用にあたって
作物名 適用病害虫名 希釈倍数 使用液量 使用時期 本剤の使用回数 使用方法 バチルス ズブチリスを含む農薬の総使用回数
野菜類 灰色かび病 1000倍 150~300L/10a 発病前~発病初期 散布
野菜類 うどんこ病 1000倍 150~300L/10a 発病前~発病初期 散布
ぶどう 灰色かび病 1000倍 200~700L/10a 発病前~発病初期 散布
かんきつ 灰色かび病 1000倍 200~700L/10a 開花期~幼果期 散布
マンゴー 灰色かび病 1000倍 200~700L/10a 開花期~幼果期 散布
なし 黒星病 1000倍 200~700L/10a 発病前~発病初期 散布
いもち病 1000倍 200~300L/10a 穂ばらみ期~刈取前 散布
作物名 適用病害虫名 使用量 使用液量 使用時期 本剤の使用回数 使用方法 バチルス ズブチリスを含む農薬の総使用回数
野菜類 灰色かび病 300g/10a 6~10L/10a 発病前~発病初期 常温煙霧
作物名 適用病害虫名 使用量 使用時期 本剤の使用回数 使用方法 バチルス ズブチリスを含む農薬の総使用回数
トマト うどんこ病 15g/10a/日 発病前~発病初期 ダクト内投入
トマト 灰色かび病 7.5~15g/10a/日 発病前~発病初期 ダクト内投入
野菜類(トマトを除く) うどんこ病 15g/10a/日 発病前~発病初期 ダクト内投入
野菜類(トマトを除く) 灰色かび病 10~15g/10a/日 発病前~発病初期 ダクト内投入
マンゴー 灰色かび病 10g/10a/日 発病前~発病初期 ダクト内投入
かんきつ 灰色かび病 15g/10a/日 発病前~発病初期 ダクト内投入
ぶどう 灰色かび病 15g/10a/日 発病前~発病初期 ダクト内投入
花き類・観葉植物 灰色かび病 10~15g/10a/日 発病前~発病初期 ダクト内投入

使用上の注意

  • 本剤の有効成分は生菌ですので、散布液調製後はできるだけ速やかに散布してください。また、開封後は密封して保管し、できるだけ早く使いきってください。
  • 本剤は保護作用が強く予防効果が主体なので、散布処理を行う場合には発病前~発病初期に7~10日間隔で散布してください。なお、生育の早い作物に使用する場合には散布頻度を高めることが望ましいです。
  • 低温条件下(10℃以下)では効果が劣るので使用をさけてください。
  • 本剤は他剤と混用すると十分に効果が発揮されない場合があるので注意してください。
  • 散布量は対象作物の生育段階、栽培形態および散布方法に合わせ調節してください。
  • 本剤の使用により葉および果実などに汚れが生じるおそれがあるので、収穫期の使用には気をつけてください。
  • 常温煙霧用として使用する場合は下記の注意を守ってください。
    ①専用の常温煙霧機により所定の方法で煙霧してください。
    ②作業は密閉できる環境で行い、作業終了後6時間以上密閉してください。
  • ダクト内へ投入する場合は下記の点に留意してください。
    ①1ヶ月当り300~450g/10aになるよう、暖房機などのダクト取り付け口付近からダクト内に投入してください。
    ②暖房機などが数時間以上運転される条件下で使用してください。
  • 稲のいもち病を対象とする場合、穂ばらみ期に散布した後、7~10日間隔で計2回以上散布することが望ましいです。
  • 稲のいもち病を対象に使用する場合、出穂直後4日以内に散布した後、7日間隔で計2回以上散布してください。
  • 本剤の使用に当っては使用量、使用時期、使用方法などを誤らないように注意し、特に初めて使用する場合には、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましいです。
  • 適用作物群に属する作物またはその新品種に本剤を初めて使用する場合には、使用者の責任において事前に薬害の有無を十分確認してから使用してください。なお、病害虫防除所等の指導を受けることが望ましいです。

安全使用上の注意

  • 使用の際は農薬用マスク、手袋、保護メガネ、不浸透性防除衣などを着用するとともに保護クリームを使用してください。作業後は直ちに身体を洗い流し、うがいをするとともに衣服を交換してください。
  • 作業時に着用していた衣服等は他のものとは分けて洗濯してください。
  • かぶれやすい体質の人は作業に従事しないようにし、施用した作物等との接触をさけてください。
  • 夏期高温時の使用をさけてください。
  • 常温煙霧中およびダクトによる散布中はハウス内へ入らないでください。また、常温煙霧およびダクトによる散布終了後はハウスを開放し、 十分換気した後に入室してください。
  • ダクトによる散布の際は、送風停止中に本剤をダクト内に投入してください。
  • ダクトによる散布後にハウス内で作業する際は、送風機を作動させないでください。

貯蔵上の注意

  • 密封し、直射日光をさけ、食品と区別してなるべく低温で乾燥した場所に保管してください。
  • 適用内容と使用法
  • 使用にあたって