現在のお仕事内容を教えてください。
新規除草剤の探索研究、開発候補剤の評価、市場で販売していくための普及データの取得を担当しています。各研究テーマの比率は年度により変わってきますが、様々なテーマに触れることでラボから現場レベルまで幅広い経験をさせてもらっています。
仕事でやりがいを感じるのはどのような時ですか?
自らの仮説を自らの手で実証していく過程に、研究職ならではのやりがいや楽しさを感じます。自分のテーマについて社内報告会で進捗を発表した際、「面白そうな研究をしている」と評価していただけたり、自分と違った視点からアイデアをいただけたりすることも大きな喜びです。業務を通じて自分の研究が磨かれていく感覚があり、最終的には成果を社外でも発表したいと考えています。
仕事をする中で大変なことを教えてください。
私たちは自然を相手にしているので、気候や土壌など予測が困難な環境条件によりデータが振れてしまうことが多くあります。さらに作物の栽培時期は決まっているため、その難しい条件下で一年間のうち試験できる回数も限られています。こういった条件に対して、私は緻密な準備を徹底しています。変動要因を可能な限り想定したうえで試験設計を立案し、一度の試験で確実に情報を得られるように取り組んでいます。
特に探索研究では大量に試験を実施するため、効率的にこなす必要がありますが、同時に「良さそうな化合物」を逃してはならないというバランスに難しさを感じます。 評価の判断に迷ったり、効率性に悩んだりしたときは、チームメンバーに相談し、ゴールを見直すことで正しい判断ができるようにしています。私は学生時代に化学のバックグラウンドはありませんでしたが、勉強すれば合成チームに化合物の提案ができるようになります。どんなバックグラウンドの方でも準備と努力次第で困難を乗り越えられると思います。
仕事で大切にしていることを教えてください。
「常にゴールを見据えること」を心がけています。目の前の業務が最終的にどういう形でアウトプットされるのかを想像し、そこから逆算して今何をすべきかを考えるようにしています。実験中や試験設計を作成している際にも、現場で製品がどう使われるか、製品について農家はどう感じるかを想像し、より現場感覚に近づけることを意識しています。この思考から、現場での情報収集に対するモチベーションも常に高く維持できています。
2025年3月につくば研究所が開所されたことによる、今後の研究に対する期待感や展望を教えてください。
つくば研究所には研究棟と同じ敷地内にハウスに加え、広大な畑地・水田圃場があります。移転前は車で所外へ調査に行くことが多かったですが、現在は研究棟からすぐに圃場へ出ることができるため、作業や調査が格段にスムーズになりました。また、圃場の面積も広くなったため、従来は外部機関に委託していたような大規模な試験も社内で実施可能になりました。今後はこの環境を最大限に活かし、より質が高く新しい研究ができるようになると期待しています。
メッセージ
入社前と比較すると、農業にとって農薬は必要不可欠なものであると、より強く実感しています。わずかな量の薬剤で劇的に環境をコントロールし、食料生産を守り抜く農薬は、まさに人類の英知であると思います。施設も圃場も整った最高の環境でそんな未来の農薬を一緒につくりませんか。

1日の仕事の流れ
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始業、朝礼、ラジオ体操
( 8:30 )
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自分の試験しているポットや圃場の見回り、水管理
( 9:00 )
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水田圃場で除草剤の調査
( 10:00 )
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昼休憩(天気が良い日は圃場を散歩してリフレッシュすることも)
( 12:00 )
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データ整理や資料作成(日中の暑い時間帯はデスクワークにしています)
( 13:00 )
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ポット試験の準備や調査
( 15:00 )
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終業
( 17:00 )

