さらに省力! 省力!
風を利用した散布!

FG散布方法 ~畦畔散布編~

水管理が適切に行える圃場で、
風速2m/s(顔に風を感じる程度)以上の風がある条件でできる散布方法です。

メリット

風を気にせず1日中
いつでも散布できます。

田んぼの中を歩く
必要がありません。

散布時間が
短縮できます。

特別な散布技術は
不要です。

変形田でも
散布が楽です。

FG剤使用時の注意事項

水深浅くても5cm
必ず田面の露出を避け、最も浅いところでも4~5cm以上の水深で散布してください。
代かきは均平にしてください。田面露出部分には除草剤成分が届きません。
水管理を
しっかりする
水口と水尻をしっかり止め、畦畔からの漏水も確認してください。かけ流しや漏水田の使用は避けてください。
風下側からの散布は
避ける
風がある場合は、風下からの散布は行わないでください。
薬剤拡散後に風向きが変わっても効果に影響はありません。
藻類・浮草のある
場所には散布を避ける
藻類や稲ワラ等の吹寄せの上に散布しないでください。
  • 必ず田面の露出を避け、最も浅いところでも4~5cm以上の水深で散布してください。
    代かきは均平にしてください。田面露出部分には除草剤成分が届きません。
  • 水口と水尻をしっかり止め、畦畔からの漏水も確認してください。
    かけ流しや漏水田の使用は避けてください。
  • 風がある場合は、風下からの散布は行わないでください。
    薬剤拡散後に風向きが変わっても効果に影響はありません。
  • 藻類や稲ワラ等の吹寄せの上に散布しないでください。

上手な畦畔散布の方法

~風を利用した散布~

風上の畦畔から散布してください。

圃場を一周する必要はありません

1.5ha以下の整形圃場であれば、
1~2辺の省力散布が可能です。※塗りつぶし部分が散布する畦畔です。

風上一辺散布

風上二辺散布

圃場の大きさや
形に応じた散布例

1.5ヘクタール以上の圃場

※塗りつぶし部分が散布する畦畔です。

圃場の形に応じて、風上側の2〜3辺より散布してください。

整形ではない圃場

畦畔から
補正散布

※塗りつぶし部分が散布する畦畔です。

風上側畦畔より散布し、必要に応じて畦畔から補正散布をしてください。

極端に長い圃場

※塗りつぶし部分が散布する畦畔です。

風上側の畦畔と、長辺の畦畔全体から散布してください。散布時に風がない場合も、長辺から散布してください。

風上側に建造物等がある圃場

※塗りつぶし部分が散布する畦畔です。

風上側に建造物等風をさえぎるものがある場合は、避けて散布してください。

1ヘクタール圃場での試験事例(2019年 青森県)

圃場図布
(赤色:散布畦畔)

※塗りつぶし部分が
 散布する畦畔です。

散布96時間後の水中ピラクロニル濃度
(圃場の9か所より採水)

1ヘクタール圃場でも均一に拡散しました。

供試薬剤:バッチリ400FG 試験場所:青森県黒石市 面積:1ha(100m×100m) 品種:まっしぐら 栽培様式:V溝乾田直播 は種日:4/25 前処理剤散布:5/24 入水日:5/30 散布日:6/6 湛水深:9~10cm 風速:3.5m/s 
散布方法:風上の畦畔1辺からカップを用い、複数回散布 

さらに省力! 楽々!
ドローン散布

FG散布方法 ~ドローン編~

シャッター開度は全開にして散布して下さい(一部機種を除く)
1キロ粒剤と異なり、均一に散布する必要はありません。

メリット

均一散布の必要が
ありません。

飛行ルートを
短縮できます。

散布時間が
削減できます。

バッテリー消費が
抑えられます。

畦畔際の散布が
不要です。

FG剤使用時の注意事項

水深浅くても5cm
必ず田面の露出を避け、最も浅いところでも4~5cm以上の水深で散布してください。
代かきは均平にしてください。田面露出部分には除草剤成分が届きません。
水管理を
しっかりする
水口と水尻をしっかり止め、畦畔からの漏水も確認してください。かけ流しや漏水田の使用は避けてください。
藻類・浮草のある
場所には散布を避ける
藻類や稲ワラ等の吹寄せの上に散布しないでください。
  1. 必ず田面の露出を避け、最も浅いところでも4~5cm以上の水深で散布してください。
    代かきは均平にしてください。田面露出部分には除草剤成分が届きません。
  2. 水口と水尻をしっかり止め、畦畔からの漏水も確認してください。
    かけ流しや漏水田の使用は避けてください。
  3. 藻類や稲ワラ等の吹寄せの上に散布しないでください。
  4. ホバリングした状態で散布しないでください。

上手なドローン散布の方法

FG剤を圃場面積に合わせて秤量後、薬剤タンクに入れて散布して下さい。入りきらない場合は2回に分けて散布する等の対応をしてください。

圃場中央部を移動しながら規定量を散布してください。ドリフトリスクを避けるため畦畔から10m程度離してください。

FG剤対応機種

(1ヘクタール当りの散布飛行時間目安約4~9分)

メーカー 散布装置 機種 シャッター開度
DJI
クボタ
ヤンマー
GS110 MG-1
MG-1K
MG-1SA
MG-1SAK
MG-1P RTK
全開
GS220 T20
ヤマハ GR1-10 YMR-08
XAG JETSEED P30
エンルート
丸山
ZIN700P AC940
MMC940AC
東光鉄工 TSU-G6L
TSU-G9L
TSV AQ-1
TSV AH-2
MAZEX 10kg肥料・豆つぶ散布装置 飛助MG/飛助DX ±0~+4
推奨+4
NTTイードローン P13 AC101 全開(85%以上)

散布不可の機体:TEAD社・Mulsan DAX04のKMG-050散布装置、MAZEX社のMGR-S散布装置はFG剤が詰まるため使用を避けてください。

ドローン使用時の注意事項

ドローンなど無人航空機で散布する場合は、
畦畔で仕切られた一筆ごとに、必要薬量を計量して散布してください。