協友アグリ株式会社

協友アグリについて

研究所案内

当社では、農業環境の変化に対応し、安全性、環境保全を基本として、高性能、省力化、低コストを目指し、社会に貢献できる新製品の開発に積極的に取り組んでいます。

長野市にある研究所では合成、製剤、生物の研究機能を持ち、新規化合物の創製・選抜に始まり、実用性評価を経て、最適製品化に向けた製剤研究に至るまで一貫した研究開発を行い、独創性に富んだ新製品の開発を進めています。

また当社では、IPMを病害虫防除のための重要な技術と捉え、新しい適合資材の開発・普及にも鋭意取り組んでいます。

こうした研究活動に関係して、知的財産権が社会的に重要度を増している中、当社においても全研究員を対象としてそのマインドやスキルの育成に取り組んでおり、これまでに種々の特許出願につながっています。

また研究所は当社の幅広い事業推進における技術拠点であり、日頃から関係部署との密な連携を行っています。加えて関係他社や研究機関との共同や、各種農業現場へのアクセスも非常に重要です。これらを通じて、研究員が事業全体ひいては農業そのものに貢献する視点を持つように心がけています。

上記研究活動の成果が、自社創製殺ダニ剤エトキサゾールや、ピラクロニルを含む各種水稲用除草剤、エコピタ等の開発に結実し、国内外で農業に貢献してきました。さらなる発展を目指し、現在も種々の新規研究課題に鋭意取り組んでいます。

特に近年、海外にも目を向けた研究開発に取り組んでおり、英語が必須となってきています。研究所全体で英語能力向上にも取り組んでいます。

合成チーム

新規農薬の探索研究と自社原体の製造支援が主な業務です。

新規農薬探索研究においては、何らかの発想(例えば、天然物、生理活性物質、既存剤や特許等をヒントにする。)に基づいて化合物を合成し、生物チームによる基礎評価を受けて、ユニークで有望な効果を示す化合物(リード化合物)を選抜し、さらにはこれらのリード化合物の構造最適化を行い、農業に資する新規農薬の創製を目指しています。

新規農薬は、新規化合物の合成、生物活性評価による選抜から始まり、実用性、実製造可否、安全性、製剤化、市場性等、様々な検討を経て、一般に数十億円に上ると言われる開発費用と10年程度に及ぶ長い年月をかけてようやく商品化されます。

このような農薬開発において、研究開発の効率化が重要な課題となります。合成チームでは、いかに効率よく開発候補化合物を見つけ出すかを主眼において日々研究に邁進しています。

一方、自社原体製造においては、委託先となる原体製造会社に対して各種技術対応を行っています。ここでは合成及び分析もさることながら化学プラント等に関する幅広い専門知識が要求されます。さらに、海外の原体製造会社もあり、英語でのやり取りが求められます。

原体製造は事業継続上の重要な核であり、関係部署との密な連携を図り、自社原体の安定生産に努めています。

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製剤チーム

農薬成分をお客様が安心・便利に使用できる最終製品型に形作る役割を担っています。

そのために、農薬成分の長所と短所を見極めた性能の最適化、農作業従事者の安全性向上・作業軽減、環境負荷低減に配慮した製品の開発や各種製剤技術の研究に取り組んでいます。最適な処方の制定においては、生物効果、作物薬害、各種物性、保存安定性、製造性、コスト、安全性等すべてクリアーしなければ製品となりません。そのため、研究者には非常に幅広い知識や経験が必要となります。

実際の研究活動は実験室での基礎検討から試験プラントによる工業化検討まで多岐に渡りますが、それらの過程で種々の問題が発生します。関係部署とも連携しながら、日々知恵を絞って取り組んでいます。

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生物チーム

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生物チームでは殺菌剤、殺虫剤、除草剤、IPMの各担当に分かれ、合成チーム、製剤チームあるいは普及営業担当部署との綿密な連携の下、より農業現場のニーズに適合した製品の開発を目指して、生物評価を主体に下記のような研究に取り組んでいます。

1.新規化合物の探索研究
新規剤創成に向け、自社合成化合物を主体に新規化合物の生物活性を評価し、合成チームにフィードバックしつつ、有望化合物を探索します。
2.新規開発品の実用化研究
新規開発品について、その性能を最大化すべく、各種の検討を行います。
3.新規製剤・混合剤等の製品開発研究
製剤チームとの共同で既存製剤・原体について新しい製剤あるいは混合剤の開発を目指し、性能を評価します。
4.上市製品普及のための技術支援研究
既に販売している製品あるいは販売予定品目について、他製品にない特徴やより良い使用方法などを検討し、現場に役立つ技術情報を提案します。

また、近年はフェロモン関係、生物農薬(天敵、微生物農薬)や物理的防除剤(エコピタ液剤)等の化学農薬以外のIPM適合資材の開発・普及にも取り組んでいます。

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