キスジノミハムシ
【生態】
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年間3~5世代発生する。成虫で越冬し、夏に密度が増加する。成虫の体長は3mm程度と小さく、前翅(鞘翅)に黄色のすじがある。後脚が発達しており、ノミのようにぴょんと飛び跳ねる。和名はこれらの特徴に由来する。アブラナ科作物を連作すると多発する。
【被害】
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成虫は葉を食害し、幼虫は根を食害する。ダイコンでは収穫部位の根に傷がつくので品質低下の要因となる。アブラナ科作物を加害するほか、圃場周辺のイヌガラシやスカシタゴボウなどのアブラナ科雑草にも多く発生する。
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幼虫によるダイコン根部の食害が本種の主な被害の特徴である。成虫による葉での被害が見られるようになったら、防除を行う。また、圃場周辺のアブラナ科雑草を除去する。
