キスジノミハムシ

成虫 成虫

分類
コウチュウ目、ハムシ科
学名
  • Phyllotreta striolata
英名
  • striped flea beetle

【おもな加害作物】

  • ダイコン、ハクサイ、カブ、小松菜、チンゲンサイなどのアブラナ科作物。

  • 成虫 成虫

【生態】

  • 年間3~5世代発生する。成虫で越冬し、夏に密度が増加する。成虫の体長は3mm程度と小さく、前翅(鞘翅)に黄色のすじがある。後脚が発達しており、ノミのようにぴょんと飛び跳ねる。和名はこれらの特徴に由来する。アブラナ科作物を連作すると多発する。

【被害】

  • 成虫は葉を食害し、幼虫は根を食害する。ダイコンでは収穫部位の根に傷がつくので品質低下の要因となる。アブラナ科作物を加害するほか、圃場周辺のイヌガラシやスカシタゴボウなどのアブラナ科雑草にも多く発生する。

  • 幼虫によるダイコン根部の食害が本種の主な被害の特徴である。成虫による葉での被害が見られるようになったら、防除を行う。また、圃場周辺のアブラナ科雑草を除去する。

パダン®SG水溶剤

非常に水に溶けやすい顆粒タイプです。ごく少量の摂食で害虫は速やかに麻痺症状が発現し、死に至ります。また、食害抑制や産卵抑制も示します。

主な登録作物

  • だいこん

パダン®粒剤4

散布に水のいらない粒剤タイプです。ごく少量の摂食で害虫は速やかに麻痺症状が発現し、死に至ります。また、食害抑制や産卵抑制も示します。

主な登録作物

  • だいこん

ディアナ®SC

害虫に速効的に作用します。キスジノミハムシ以外にチョウ目害虫、ハモグリバエ類、カブラハバチにも有効なため同時防除も可能です。

主な登録作物

  • だいこん