Q&A「水稲用除草剤使用後の水管理について」
今年もいよいよ、全国的に田植えシーズンを迎えました。
水田管理に水稲用除草剤は欠かすことはできませんが、その効果を十全に発揮するためには適切な水管理が必須であり、製品ラベルにも細かく記載されております。
とは言っても、それこそ田んぼや天気など、ご使用環境は千差万別ですので、「こんなときはどうしたらよい?」と迷うことも多いと思います。
そこで今回は当社の初期除草剤や一発処理除草剤ご利用に際し、いただくことの多かった「水管理」に関するご質問を抜粋してご紹介します。
ほんの一部のご紹介となりますが、皆様の防除活動のご参考になれば幸いです。
また、今回の記事以外でも水稲除草場面でよくいただくご質問はこちらでご紹介しております。
是非合わせてご覧ください。
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1キロ粒剤の田植同時処理
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フロアブルの水口施用
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FG剤の湛水周縁散布
| Q: | 田植同時処理を行う場合、入水まで日数を空けてもよいか? |
| A: |
田植同時処理を行った水田では、遅くとも当日中には所定の水位(3~5cm)まで入水する必要があります。入水が遅れると、除草成分が広がらず効果に影響が出たり、稲の根に除草成分が当たって薬害が生じやすくなります。ただし、入水時の水流が強い場合、除草剤の有効成分が定着しにくくなるおそれがあるため、水口に波板などの遮蔽物設置をお勧めいたします。 |


| Q: | 明日が雨の予報となっている。今日使用して問題ないか? |
| A: | 使用翌日など早い時期の降雨で水田内の水位が上昇し、水尻や畦畔から水が流亡する場合は、除草効果が不安定になるおそれがあります。基本的には使用後4日程度、大雨の心配がない状況での使用が望ましいです。 |
| Q: | 田んぼの水持ちが悪いため、使用後にかけ流しを行いたいが問題ないか? |
| A: | 製品ラベルに記載の通り、少なくとも使用後7日経過するまでかけ流しはしないでください。水域環境保全の観点から国の指導の下、使用後7日間は落水しないことが求められております。また、除草効果にも影響が出るおそれがあるので、使用後4日程度はなるべく追加入水も控えてください。 |
| Q: | 使⽤後に田んぼの⽔位が下がった分は毎⽇⼊⽔した⽅がよいのか? |
| A: | 使⽤後なるべく4⽇程度は追加で⼊⽔せず、⽥⾯への有効成分定着を促してください。頻繁な⼊⽔は特に⽔⼝付近の有効成分定着が進まず、除草効果が不安定になるおそれがあります。なお、使⽤後4⽇程度経過した後は、可能な限り湛⽔を維持することで、除草効果安定につながります。 |
| Q: | 十分な水深を確保してから使用したが、モグラが畦畔に穴をあけて使用後1日で水が抜けてしまった。今後の水管理はどうしたらよいか? |
| A: | まずは畦畔にあいた穴を埋めた上で、再度十分な水深まで入水してください。その後は通常の水管理をしてください。なお、除草効果が不十分になる場合がありますので、必要に応じて後処理剤の使用をご検討ください。 |
さらに、当社Youtubeチャンネルでは、水稲用除草剤の効き方と水管理の関係性、仕組みについて分かりやすく解説しておりますので是非、ご覧ください。
なるほど納得 ワンポイント除草剤講座 ~水稲用除草剤の効き方~
適切な水管理で、上手に水稲用除草剤を効かせましょう!


