にら農家さん、ほうれんそう農家さんにご提案!

作付けが長期間にわたるにらや連作を続けるほうれんそうで、収量や品質の低下を感じたことはありませんか?にらはネダニ、ほんれんそうはケナガコナダニがその原因かもしれません。
大切なにらやほうれんそうを守る新規殺ダニ剤
ネコナカットフロアブルをお役立てください。

ネコナカットの特長

独自の作用でローテーションのお供に!

有効成分のエトキサゾールは、他に同じ系統の剤がない独自の作用を示します。(殺虫剤分類10B)
ネコナカットを活用することでローテーションにバリエーションを持たせましょう。

幼若虫の脱皮を阻害して被害をカット!

ネコナカットはネダニやケナガコナダニが成長するための脱皮を阻害します。成虫には効果がありませんが、卵から成虫になっていく過程で殺ダニ効果を発揮し密度を抑えます
遅効的ですが、発生初期に処理することにより低密度に抑え被害の拡大を抑えます
 

収穫前日数が短く、作物の生育が旺盛な時期でも安心して使えます!

にらは収獲7日前、ほうれんそうは収獲3日前まで使用できるので、作物の生育が旺盛な時期でも使い勝手がよく適期防除ができます。

作物への高い安全性!

作物への薬害リスクが極めて低く、安心して使用できます。

にらの難防除害虫 ネダニ類

ネダニ類の被害

にらのネダニ被害

にらのネダニによる被害

土の中にいるネダニ類(ロビンネダニほか)はにらの根元(球根部から地表部)を食害し、外側の葉がねじれたり黄色くなる症状が特長的です。
被害が進むと葉が枯れて腐敗し、収量の低下を招くだけでなく、葉幅がせまくなる、葉が伸びるのに時間がかかるといった生育不良の症状が生じます。
さらに被害が進むと株自体が枯れてしまいますが、そこまでひどくならなくても、食害された場所から病原菌(糸状菌、細菌)が入り込み病気にかかりやすくなるため防除が必要です。

ネダニ類の発生条件

苗によるネダニ類の持ち込みもありますが、多くは前作から土の中に残っているネダニ類が新たに定植したにらを食害します。
ネダニ類は年間を通じて発生し、ハウス栽培では低温期(1~3月)に被害が多く見られます。一世代に要する日数(卵から成虫)は温度条件により異なりますが、20~30℃であれば10~17日とされます。

ネダニ類の対策

ネダニ類の対策

圃場内で持ち越しを防ぐため、ネダニ類の被害が確認されたほ場では、栽培が終わったら残渣(ざんさ:葉や根)をできるだけ除去することが重要です。また十分な水が確保できるほ場の場合、栽培終了後1~2か月間湛水処理(水を溜めておく)ことでネダニ類の密度を下げることができるとの報告もあります。また、植え付け時にはネダニの寄生のない苗を使用しましょう。
ネダニ類は株周辺の土壌の深さ10cm程度に多く生息していますので、薬剤による防除では、株元を中心に土中まで浸透するようたっぷりと処理しましょう。

ほうれんそうの難防除害虫 ケナガコナダニ類

ケナガコナダニ類の被害

ほうれんそうのケナガコナダニ類の被害

ほうれんそうのケナガコナダニ類による被害

ケナガコナダニ類(ホウンレンソウケナガコナダニほか)は、ほうれんそうが本葉2葉期になった頃から土壌中から上がってきて、新芽や葉を食害します。被害を受けた葉には小さな穴があいたり突起ができ、生育しても萎凋や奇形が認められ商品価値がさがります。新芽が激しく食害されると株全体の生育が抑制されますし、さらに激発すると枯れてしまうこともあるため、ほうれんそうの収量と品質を維持するためには防除が必要です。

ケナガコナダニ

ケナガコナダニ

ケナガコナダニ類は土壌表面(だいたい5cm程度の深さ)で有機物を餌に増殖します。
増殖したケナガコナダニ類は、土壌表面が乾燥してくる本葉2葉期頃になると水分を求めてほうれんそうの根元に集まってきます。その後、本葉4葉期頃には地上部に登りほうれんそうの新芽付近で産卵、増殖します。発生適温は20℃前後で、高温には弱いため春と秋に発生が多いことが知られています 。またハウス栽培で発生が多く、未熟な有機物(堆肥)を使うと餌となるため発生が増加します。

ほうれんそうのケナガコナダニの発生条件

ケナガコナダニ類の対策

ケナガコナダニ類は生育中のほうれんそうだけでなく、切れた根や葉など土壌中の有機物も餌とします。そのためケナガコナダニ類の被害が確認されたほ場では、栽培が終わったら残渣(ざんさ:葉や根)をできるだけ除去することが重要です。また未熟堆肥や稲わらの施用もケナガコナダニ類の餌となり増殖を助けますので、多発生圃場では使用を避けてください。太陽熱消毒、土壌還元消毒も有効です。
ハウスの入り口付近や柱の脇などは土壌水分量が多く、土壌消毒剤も届きにくいためケナガコナダニ類の温床になりがちです。ハウスの際まで作付けせず、少し隙間を開けることでも被害の軽減につながります。
薬剤による防除は土壌中のケナガコナダニ類がほうれんそうの根元に上がってくる2葉期頃と、ほうれんそう上で産卵増殖してくる4~6葉期に体系防除することがおすすめです。散布にあたっては、圃場の隅々までたっぷり(200 ~300L/10a )散布します。系統の異なる薬剤でローテーション散布してください。また多発生圃場では、は種前に土壌処理剤も併用しましょう。

ネコナカットの上手な使い方

にらの場合

  • ネダニ類が生息する株元(土壌中)にたっぷり株元灌注することで効果が安定します。
  • 収穫7日前までお使い頂けますが、にらの葉が伸びると薬液が葉に多くかかり株元に落ちにくくなります。
    本剤に浸透移行性はありませんので、収穫または捨て刈りをしたら早めにネコナカットをお使いください。
  • 薬剤抵抗性を避けるため、連用はせずに他剤とのローテーションでお使いください。

ほうれんそうの場合

  • 幼若虫を中心に効果を発揮しますので、ケナガコナダニ類が発生しはじめる本葉2葉期頃のタイミングに本剤を使用するのがおすすめです。本葉4葉期以降は異なる系統の薬剤をローテーションでお使いください。
  • 土壌があまり乾燥していると、薬液が土壌中に浸み込まずケナガコナダニ類にかかりにくくなるため、軽く灌水して土壌を湿らせてから散布すると効果が安定します。
  • ハウスの入り口付近や柱の脇などは土壌水分量が多く、土壌消毒剤も届きにくいためケナガコナダニ類の温床になりがちです。効果を安定させるためには200~300L/10aの薬液を圃場のすみずみまで散布しましょう。

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           ネコナカットフロアブル