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カルパー®粉粒剤16

3kg

関連資料

基本情報

種類名 過酸化カルシウム粉粒剤
有効成分 過酸化カルシウム 16.0%
登録番号 第17423号 (保土谷化学工業登録)
毒性 普通物*
有効年限 5年
包装 3kg×8
WCSマニュアル
掲載状況
掲載あり

WCSマニュアルとは㈳日本草地畜産種子協会編「稲発酵粗飼料生産・給与技術マニュアル」を指します。

特長

  • 本剤は種籾に粉衣しては種すると、土壌中で徐々に酸素を放出し、発芽中の種子に酸素を供給することにより直播水稲の発芽率を向上させ、苗立歩合の安定化に有効です。
  • 適用内容と使用法
  • 使用にあたって
作物名 使用目的 使用時期 薬量 本剤の使用回数 使用方法 適用地帯 過酸化カルシウムを含む農薬の総使用回数
直播水稲 発芽率の向上、苗立歩合の安定 は種前浸種後 乾燥種籾重量の等倍~2倍量 1回 湿粉衣(地上は種用、空中散播及び無人ヘリコプターによる散播用) 全域 1回

使用上の注意

  • 本剤は水分を吸収すると固化して使用できなくなるので、開封後は使い残しのないようにしてください。
  • 粉衣に際しては下記の事項に注意してください。
    ①粉衣には浸漬した種籾を用い、十分水切りした後に粉衣してください。
    ②種籾の浸漬では、ゆっくり吸水催芽させ鳩胸程度に止めてください。芽を切った種籾は粉衣の際に芽を欠損するおそれがあるので使用しないでください。
    ③種籾を消毒する場合は、本剤の粉衣前に種子消毒剤の所定濃度液に浸漬してください。
    ④粉衣処理は専用の回転式粉衣機または自動式粉衣機を使用すると効率的です。
    ⑤回転式粉衣処理は撹拌が容易で、薬剤および水の投与が簡単な容器で行ってください。
    種籾を入れ撹拌しながら本剤の所定量の一部を少量投入してください。本剤が種籾に付着し、余分な本剤が飛び始めたら噴霧器等で水の噴霧を開始してください。水は連続で噴霧しながら、本剤を少量ずつ投入してください。粉衣状態を見ながら投入を繰り返してください。本剤所定量の少量を残した時点で水の噴霧を止めてください。水の噴霧を止めた後、この少量残した本剤を投入し3分間撹拌を続けてください。
    ⑥粉衣処理の際浸漬した種籾の水切りが不十分であったり、一時に水を多量に噴霧すると本剤を投入した時に薬剤や種籾が団子状になり、均一な粉衣ができなくなるので注意してください。
    ⑦本剤を粉衣した種籾を30分程度ゴザ等にひろげ、陰干しをして薬剤が固まってから網袋に入れてください。当日は種できない場合は、風通しがよく雨水がかからない場所にスノコ等の上にむれないように保存してください。また、乾燥しすぎると粉衣の破損が大きくなるので早めには種してください。
    ⑧使用後の容器などはそのまま放置すると、均一な粉衣ができなくなるので充分清掃してください。
  • 本剤を粉衣した種籾を湛水直播水稲栽培で使用する場合は下記の事項に注意してください。
    ①は種する時は、植代かき後の水の濁っている時、または植代かき後土壌表面が柔らかいうちに、粉衣した種籾が土中に埋没するようには種してください。
    ②本剤を乾燥種籾重量の等倍から2倍量未満で使用する場合には落水出芽法を併用し、発芽苗立を促進するためには種直後から出芽始めまでの間落水し、田を乾かしてください。北海道を除く全域において本剤を乾燥種籾重量の2倍量で使用する場合には必ずしも落水出芽法と併用する必要はありません。
    ③本剤を2倍量より少ない量で粉衣処理した場合、特に播種機を利用のは種では想定したは種量より繰出し量が多くなるのでは種開始前には種量を調整してください。
    ④空中散播および無人ヘリコプターによる散播で使用する場合、各散播機種の基準に従ってください。
  • 本剤を北海道において乾田直播早期湛水栽培で使用する場合には、北海道の水稲乾田播種早期湛水栽培暫定基準に従ってください。
  • 本剤の使用に当っては、使用量、使用方法等を誤らないように注意し、特に初めて使用する場合には、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましいです。

安全使用上の注意

  • 本剤は眼に対して強い刺激性があるので眼に入らないように注意してください。眼に入った場合には直ちに水洗し、眼科医の手当てを受けてください。
  • 使用の際は保護メガネ、不浸透性手袋などを着用してください。使用後は洗眼してください。

貯蔵上の注意

  • 密封し、直射日光をさけ、酸類と隔離し乾燥した場所に保管してください。吸湿すると固結するので、特に湿気に注意してください。
  • 適用内容と使用法
  • 使用にあたって