水稲用除草剤”FG剤”のよくあるお問い合わせ(2024年3月)
弊社では2020年より水稲用除草剤の新製剤「FG剤」の販売を開始。現在までアッパレZやバッチリLXをはじめ、多くの除草剤ラインナップに加えてきました。
(FG剤って何?と思われたお客様はこちらをチェック!)
FG剤は散布がきわめて簡便で田んぼに入る必要もありませんが、従来の除草剤に慣れ親しんだ生産者様からは「こんなにラフな散布で本当に大丈夫なの?」という驚きの声や「どうしてこんなに拡がるの?」といったご質問をたくさん頂戴しております。
今回はこれまでFG剤を使用された中で出てきたご質問から、特に多かった内容をピックアップしてご紹介したいと思います。
今年も間もなく水稲作シーズンを迎えますが、既にFG剤をご利用中の方も、これから使用される方も是非、ご参考にしていただけますと幸いです。
FG剤のよくあるご質問
Q | FG剤は風上側畦畔だけ等、部分的な散布で問題ない理由は? |
A | 粒の優れた拡散性に加え、水中に溶けた有効成分が水流や風の影響で均一に拡がるため、部分的な散布でも水田全体で高い除草効果を発揮します。ただし散布前には浅い場所でも4-5cm以上の十分な水深を確保してください。以下の動画もご参照ください。 |
なるほど納得 ワンポイント除草剤講座 ~なぜFG剤は拡散するの?~
Q | 無風時はどのように散布するのか? |
A | なるべく畦畔を一周しながら散布してください(田んぼに入る必要はありません)。ただし風が出てきたら風下側からの散布はさけてください。 |
Q | 風でFGの粒が水田の片側に吹き寄せられた。さらに粒が溶けて水中で白い残渣が見えるが問題無いか? |
A | あらかじめ水田全体で十分な水位(最も浅いところで4~5cm)が確保されていれば、心配ありません。時間経過とともに有効成分は風と水流で田面全体に拡散します。また、白い残渣はほとんどが有効成分ではなく副資材ですので、水田内で偏っていても薬効や薬害面の影響はありません。 |
Q | どんな形の水田でも、風上側畦畔だけの散布で問題無いか? |
A | 水田の形や風の通り具合によっては補正散布が必要です。詳しくは次のリンク先ページ内「圃場の大きさや形に応じた散布例」をご参照ください。 |
Q | ドローンで散布する場合のシャッター開度は? |
A | 機種や散布装置の種類により異なります。対応機種およびシャッター開度の目安は、次のリンク先ページ内「FG対応機種」をご参照ください。 |
いかがだったでしょうか。
今回はFG剤のよくあるご質問をピックアップしてご紹介しましたが、
弊社の水稲除草剤に関する一般的なご質問はこちらをご参照ください。
また、その他の弊社製品に関するご質問も
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