季節の防除情報(2026年10月)
農林水産省が定期的に発表する「病害虫発生予報」から今後特に問題になりそうな病害虫をピックアップ。合わせて防除にお役立ちの弊社製品をご紹介します。ぜひ、皆様の防除活動にご活用ください。
<最近の病害虫発生予報発表>
既に季節は秋口となりましたが、住宅地のカメムシ類甚発生がニュースになったりと、まだまだ害虫の勢いは衰えておりません。
そんな中、先日「令和8年度病害虫発生予報第8号」が発表されました。
一部地域では引き続き、カメムシ類の多発が予想されておりますが、南東北から関東、東海・北陸から近畿地方の広い範囲でオオタバコガやハスモンヨトウ、シロイチモジヨトウ等、チョウ目害虫の多発が懸念されています。
また気象庁によると、向こう1ヶ月の気温は沖縄・奄美地方を除く全国で平年より高く、降水量は西日本の太平洋側と沖縄・奄美地方で平年並み~高めで推移する予報のため、オオタバコガやシロイチモジヨトウなどのチョウ目害虫にとっては好適な条件が続く見込みです。
天候不順、台風などの荒天が続いた中で、確実な防除時期を見定めるのは困難ですが、各地域の指導機関が発信する防除情報も参考にしながら適期防除を心がけていただけますようお願いいたします。
<今後特に注意が必要な害虫>
作物名:野菜類・花き類全般
特に注意が必要な地域:南東北、北関東、北陸、東海、近畿及び南九州
1)オオタバコガ
- 多くの作物を加害するチョウ目の重要害虫です。
- 幼虫がトマトやなす等の果実、ブロッコリー等の花蕾やキャベツ等の結球する野菜、花き類のつぼみや花に食入し加害します。
- 食入後は殺虫剤がかかり難く、また幼虫の生育が進むと薬剤が効きにくくなるため、発生初期の防除が特に大切です。
- 発生状況は圃場内での観察に加え、地域の病害虫防除所が発表するフェロモントラップの調査データ等から判断してください。
- 作物の食害痕や虫糞を見たら被害部位や果実を除去した上で、圃場内の薬剤防除を徹底しましょう。
今年注意報が発令された都道府県:熊本、岐阜、富山、愛知、大阪、北海道、香川
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オオタバコガ幼虫
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トマト果実を食害するオオタバコガ幼虫
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コギクを食害するオオタバコガ幼虫
2)シロイチモジヨトウ
- ねぎをはじめ、キャベツやほうれんそう等の葉菜類、ピーマン等の果菜類や豆類、花き類まで広範囲の作物を加害します。
- ねぎにおいては、若齢幼虫が葉身内に侵入し葉肉を食害するため、白い表皮を残して葉身が折れ曲がります。
- 他の作物では葉と葉を綴り合せて内部から食害を進めます。
- 食入後は殺虫剤がかかり難く、幼虫の生育が進むにつれ防除効果が薄まること、また、同一薬剤の連用でさらに効果が落ちやすくなります。
- 本種の防除に当っては、可能な限り食害初期までの有効な殺虫剤散布が重要です。
今年注意報が発令された都道府県:熊本、大分、千葉、北海道、京都、香川、愛知、大阪、富山、徳島
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シロイチモジヨトウ幼虫
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シロイチモジヨトウ幼虫によるねぎ被害①
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シロイチモジヨトウ幼虫によるねぎ被害②
3)ハスモンヨトウ
- 野菜類、花き類やだいず等、きわめて広範囲の作物を加害するチョウ目害虫です。
- 春季の発生密度は低いですが、世代を重ねるごとに増え、8~10月頃にピークを迎えます。
- 若齢幼虫は集団で食害することが多く、葉裏から葉肉を食害するため、白い表皮がカスリ状に残ります。
- 幼虫の生育が進むと分散し、食害の程度はさらに強くなり、茎や果実も加害します。
- さらに薬剤の効果も弱まる傾向ですので、可能な限り発生初期に集団で生育している時期の薬剤散布が望ましいです。
今年注意報が発令された都道府県:熊本、岐阜、徳島
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ハスモンヨトウ幼虫
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ハスモンヨトウ雌成虫
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ハスモンヨトウ幼虫による大豆被害
<おすすめの弊社製品>
①プレオフロアブル(製品情報詳細はこちら)

②ディアナSC(製品情報詳細はこちら)

弊社では上記に限らず様々な病害虫へ対策可能な製品をご用意しております。
是非、当ホームページ「製品をさがす」で作物名や病害虫等のキーワードを入れて対応する製品を探してみてください。
また、害虫は出ているけど種類が分からない!
そんなときは是非、弊社ホームページ「写真でわかる作物別害虫図鑑」をご覧ください。
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